FEATURE > HONEYEE.COM AWARD 2005
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Hiroshi Fujiwara
Kiki
Seita Fukui
Tsuyoshi Takashiro
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Jun Takahashi
Kazuki Kuraishi
Shunji Mori
Sinji Aoyama
Michiharu Shimoda
Mika Noguchi
Shuwa Tei
Shuzo Kita
Kiyoshi Wako
Fumiaki Ishimitsu
Manabu Kawaguchi
Susumu Nagao
 
野口美佳
ピーチ・ジョン代表取締役社長
http://blog.honeyee.com/mnoguchi/

「映画というと、飛行機の中で観ることが多いです」という野口さん。そのベスト作品は、自身の仕事&プライベートにリンクするものばかり。「映画館に三回も行ったし、DVDも買っちゃった」という1をはじめアニメもエントリーされているが…。「社長業なもので四六時中考え事をしておりまして、考えさせられる系の映画が心の負担になってしまうんです。単純ですからお涙頂戴作品など観てしまうと三日はひきずって生活に影響が出ちゃう」そんなわけで、軽い気持ちで観れつつ、心にグッとくる5作品がランクイン。「また05年はビッグスターが続々来日しましたよね。日本にレッド・カーペットが定着してきた年でもあるんじゃないでしょか」

no1
監督:宮崎駿
通常版DVD (2枚組)¥4,935/
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
http://www.howl-movie.com/
劇場で3回体験した“あの感覚”にクラクラ!
「めちゃくちゃハンサムで切なさいっぱいの男(しかも声はキムタク)が突然空から降ってくるなんて羨ましすぎ。恋ってほんとそうだったよなぁ(過去形)と、ためいきまじりに観てしまいました。ラストは嫌だったけどこの歳(40)で観ると、もう二度と体験できないあの感覚にくらくらします」

no2
監督:フランク・オズ
¥1,500 ※06年2月末まで期間限定価格
パラマウント ホーム エンタテインメント
http://www.stepfordwife.jp/
ニコール・キッドマン主演の
スタイリッシュ・スリラー。
「アメリカのインテリア雑誌で見る夢のような内装がたっぷり堪能できて、登場する女性の服装は誰もがスーパーフェミニン。“どうすれば男性に大事にされる女になれるか”の、あからさまなテキストとして参考になりました。ランジェリー作りを糧としてる私にとって思うところある作品でした」

no3
監督:マーティン・スコセッシ
3,465円/松竹株式会社 ビデオ事業部
http://www.aviator-movie.jp/
とても他人事とは思えなかった
ディカプリオ主演作品。
巨万の富を持つ相続人が、自分が目指す完璧な映画作りのため天文学的な金額をつぎ込み熱中する。「私の周りはクリエイターだらけ。そして私の職業は会社経営。作りたいものにかける情熱、そして反面する非常識さとクレイジーぶりが、日頃の私の日常とリンクして、とても他人事とは思えず、この映画に魅入ってしまいました」

  (c) Disney.
no4
監督:ブラッド・バード
2,940円/ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
http://club.buenavista.jp/disney/special/incre/index.jsp
さすがディズニー!な、CG技術と感動のストーリー。
「機内で何気なくチャンネルを合わせアニメとなめて観てたくせに不覚にも涙腺がぶわっときました。私、子だくさんなもんで母親が体張って子供を守るシーンにとことん弱いのです。CG技術のウルトラな発展ぶりも驚いた。体の重力感、髪の毛の動き一本一本までとてもアニメとは思えず、製作に携わった人々の人知の結晶に感動しました」

  (c) BONNE PIOCHE /APC 2005
no5
監督:リュック・ジャケ
4,935円/ジェネオン エンタテインメント
http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/
ペンギンの生態だけでなく、
作者の心情にも興味が湧く。
単なるドキュメンタリーを越えた皇帝ペンギン感動の物語。「南極までわざわざ出かけていくペンギンオタクの友人がいます。その話を聞いてるうちに私も興味を持ったペンギンの生態であります。こんなことのため南極に何年も籠った製作者たちにも興味があります。作品を通して作り手の努力や苦労やアイデアを伺い知ることが、私の映画の楽しみ方」

2006年は…?
「仲良しの江川達也さんが、自らの大ヒットコミック『東京大学物語』のメガホンをとっているというので、その公開が楽しみです。“映画作りは本当に最高!”と瞳をキラキラさせてました。これが完成して面白かったら、次回作は金を出してくれと言われてしまった…。レースだの映画だの、男に貢ぐには最高峰なのかもしれません…」(コミック『東京大学物語』全34巻。小学館より発売中)
 
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