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FEATURE > HONEYEE.COM AWARD 2005

高城剛

ハイパーメディア・クリエイター
http://www.takashiro.com/
http://blog.honeyee.com/
ttakashiro/

「2005年のデジタル業界を振り返ってみると、厳しい言い方ですが、大手メーカーが軒並みダメになっていった年だったと思います。目先のことに精一杯で、画期的な新商品を出す余裕がまったく見られませんでしたね。一方で、中小を含む周辺機器メーカーが、すごく元気だった。今回挙げたハンディGPSや家庭用プラネタリウムなど、ユニークなプロダクトが数多く出ていたと思います。2006年は、その傾向がより顕著になってくるんじゃないかな」

￥119,700
http://www.iiyo.net/products/gpsmap60cs/

ハンディGPSの日本語版。不慣れな街で超便利！

「個人的に今年いちばんハマったデジタル機器がコレ。ハンディGPS自体は以前からあったけど、ようやく日本の詳細地図が入った日本語バージョンが出ました。もちろん日本語マニュアル付き。コレって要はハンディ版のカーナビみたいなもので、住所を打ち込めばどこへでもナビゲーションしてくれるというスグレモノ。見知らぬ街に行ったときにメチャクチャ便利ですよ」

http://direct.motorola.com/hellomoto/rokr/

近い将来、ケータイは音楽付きが
当たり前になる。

「iPodの行き先はケータイだと思ってます。ようやく第１弾が出たばかりですが、近い将来、ケータイで音楽を聴くのが当たり前になるでしょう。その状況は写メールの登場と似ていて、J-Phoneが最初にカメラ付きケータイを出したとき、ケータイにカメラなんて要るのか？と誰もが思ったけど、今やデジカメの市場を食うほど爆発的に普及した。音楽付きケータイも同じ道をたどるんじゃないかな」

￥20,790
http://www.segatoys.co.jp/homestar/

プラネタリウムが
自宅で楽しめる時代になった！

「家庭用のプラネタリウムです。一見何の変哲もなさそうなんだけど、実はものすごい先端技術が投入されている。それを家庭用にダウンサイジングして、誰もが買える値段で出したということが、すごく画期的なことだと思う。実際、家の天井に映し出してみると、かなり感動的。満点の星空の迫力に圧倒されます。僕自身、いくつか購入して、自宅用にしたり、友達にプレゼントしたりしました」

http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/
PRODUCTS/HDR-HC1/index.html

アナログ地上波よりも
キレイな映像が撮れる。

「カメラ部門は断トツでコレ。映像があまりにもキレイなんですよ。とても家庭用とは思えません。アナログ地上波よりキレイな映像を撮れるビデオカメラが、10万円台後半で買えるなんて、すごい時代になったよね。サイズは今までのハンディカムよりは大きいけど、ハイビジョンカメラとしては驚くほど小さい。今後もどんどんコンパクトになっていくでしょうね。ちなみに僕は２台買いました」

クラブも高音質時代に突入。
DVJが欠かせない機材に。

「発売されたのは2004年だけど、ファームウェアが2005年にアップグレードされて、いよいよから本格的に使えるようになった。何がいいかって、CDよりも圧倒的に音がいいんですよ。クラブもこれまで以上に高音質時代を迎えていて、ローファイからハイファイの時代に移行しつつある。そういう時代に、このDVJはなくてはならない機材です。値段は１台40万円くらい。僕は４台持ってます（笑）」

「大手メーカーがダメになっていたという意味では、特にダメだったのがパソコン。もう完全に終焉へと向かいつつありますね。で、2006年に注目すべきなのは、やはりケータイ。ケータイはもう携帯“電話”ですらなく、まったく別のモノへと姿を変えながら、猛スピードで進化し続けている。2006年末にはナンバーポータビリティも導入されるし、さらに盛り上がることは間違いないでしょう」

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