FEATURE > HONEYEE.COM AWARD 2005
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selecters
Hiroshi Fujiwara
Kiki
Seita Fukui
Tsuyoshi Takashiro
Yoshikage Kajiwara
Jun Takahashi
Kazuki Kuraishi
Shunji Mori
Sinji Aoyama
Michiharu Shimoda
Mika Noguchi
Shuwa Tei
Shuzo Kita
Kiyoshi Wako
Fumiaki Ishimitsu
Manabu Kawaguchi
Susumu Nagao
 
青山 真治
映画監督。
浅野忠信、宮崎あおい、中原昌也出演の最新作『エリ・エリ・レマ・サダクタニ』06年新春よりシネセゾン渋谷、テアトル新宿他、全国順次公開。
http://www.elieli.jp/top.htm

「ほとんど映画館に行くことがなく、本数も激減した猛省すべき一年でした。家でDVDを観ることにかまけて、外出していない。いろんな意味で回顧的気分に陥ってしまった一年でもあります」そこでまず挙げられたのは幻の名作『馬泥棒のバラード』。「『馬泥棒のバラード』以外の4作品には、今後十年…とまではいかないが、しばらくはこれらの作品に喚起された問題に拘泥して過ごすだろうと思われるものを選びました。ちなみに問題意識とは無関係に“ひたった”1本は、オリヴィエ・アサイヤス監督『クリーン』です」

no1
監督:エイブラハム・ポロンスキー
20年越しで遂に観た! ポロンスキーの遺作。
「20年近く観たいという欲望を抱き続け、ついに観たエイブラハム・ポロンスキーの遺作を一位に置いたのは、前述の通り回顧的気分に陥った一年だったからですが、この回顧は個人的には今後十年の機動力となってくれそうでもあります」

  Copyright 2005 by Paramount Pictures and DreamWorks LLC. All Rights Reserved. TM, & Copyright 2005 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
no2
監督:スティーヴン・スピルバーグ
¥3,129/パラマウント ホーム エンタテインメント
http://www.uchu-sensou.jp/
好評発売中・レンタル中
世界80ヶ国同時公開。
いろんな意味で大規模だった。
原作はH.G.ウェルズの古典SFアドベンチャースリラー。アメリカ人一家の視点から人類の未来への生き残りを賭けた愛と勇気の壮絶な戦いを描く。『マイノリティ・リポート』以来2度目となるスティーヴン・スピルバーグ トム・クルーズのタッグが送るSFスペクタクル超大作。共演はダコダ・ファニング。

no3
監督:ジャン・リュック・ゴダール
http://www.godard.jp/
全国順次公開中
ゴダール含め、実名で登場する
作家/芸術家たちにも注目。
原題は『NOTRE MUSIQUE』。“戦争”や“対立”が続く現代に、若い世代はどう生きていくのだろうかーー70歳を過ぎた今もなお映画を撮り続けるジャン=リュック・ゴダールの最新作。サラエヴォを訪れたゴダールと彼の講義を聴きに来た一人の少女との束の間の交感を描く「煉獄編」を、「地獄編」と「天国編」で挟んだ3つのパートによって構成されている。

no4
監督:クリント・イーストウッド
3,990円/ポニーキャニオン
http://www.md-baby.jp/
好評発売中・レンタル中
女性ボクサーの姿を通して、
生きる事を考えさせられる。
『ミスティック・リバー』に続いてクリント・イーストウッドが作り上げたのは、実の娘に縁を絶たれた初老のトレーナーと、家族の愛に恵まれない女性ボクサーの間で育まれる崇高な絆の物語。自身が監督と主演を担当。共演は『ボーイズ・ドント・クライ』ヒラリー・スワンクと『ショーシャンクの空に』モーガン・フリーマン。

  (C)Buena Vista Home Entertainment, Inc.
(C)2005 The Criterion Collection. All Rights Reserved.
no5
監督:ウェス・アンダーソン
http://www.movies.co.jp/lifeaquatic/
コレクターズ・エディション
4,935円/ブエナ ヴィスタ ホーム エンタテインメント
笑いあり、涙あり。
音楽も気になるW.アンダーソン最新作。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の奇才ウェス・アンダーソン監督がビル・マーレイら豪華キャストとともに贈る海洋冒険ファンタジー&コメディ。海洋学者兼映画監督の主人公スティーヴ・ズィスーと彼が率いる個性豊かな仲間たちが繰り広げる冒険の物語。音楽はDEVOのマーク・マザーズボーが担当。

2006年は…?
すでに観てしまったわけですが、デイヴィッド・クローネンバーグ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』はヤバい。あとヴィム・ヴェンダース『アメリカ・家族のいる風景』も。期待されるのはジョニー・キャッシュの伝記映画と西部劇の二本が公開されるはずのジェームズ・マンゴールド。そしてもちろんスピルバーグ監督最新作『ミュンヘン』です。(写真は青山真治監督最新作『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』)
 
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