FEATURE > HONEYEE.COM AWARD 2005
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Kiki
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Kiyoshi Wako
Fumiaki Ishimitsu
Manabu Kawaguchi
Susumu Nagao
 
梶原由景
LOWERCASE
クリエイティブディレクター
http://www.lowercase.biz/

「 やはり2005年はアップル強し、という印象でした。アップルのすごいところは、単なるうわべだけのデザインではないところ。iPodだって、iTunesという素晴らしいアプリケーションがあるからこそ、これほど多くの人に支持されているわけですから。また、iPodに限らず、最近高い評価を受けているデジタル機器はすべて、ソフトウェアやサービス主導で作られたものばかり。外側だけを体裁よくデザインすればウケる、というのはもう幻想に過ぎないと思います。それと今年は、iPodの影響からか、白いものがやたら多かった。でも、iPodフォロアーのプロダクトは、ただ白いだけで質感が全然追いついていない。それはちょっと残念な気がしますね」

no1
http://www.apple.com/jp/ipodnano/
初めて見たときの衝撃は忘れられません。
「2005年を代表するプロダクト、という意味では、やっぱりコレは外せないでしょう。実物を初めて見たときの衝撃は忘れられません。U2モデルを除いてiPodシリーズ初となる、ブラックボディの質感もいい感じです。また、ここまで小型化した技術力もすごいですが、発表即発売というクイックネスも評価したい。欲しい、と思った瞬間に買えるというのは、すごく大事なことですから」

no2
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGX-XL70S/
理想のホームサーバーに、
これで一歩近づいた。
「バイオが目指していた理想の“ホームサーバー”に、これでようやく一歩近づいた感じがします。さらにIP電話やスカイプ、FAX機能とかも盛り込んでくれると、まさにオールインワンで言うことナシなんですけど…。いずれにしても、パソコンのホームサーバー的な活用って、やはりこの分野の先駆者であるバイオが先陣を切ってやってほしいですね。がんばれ、ソニー!」

no3
http://www.apple.com/jp/imac/frontrow.html
アップルが提案する、
パソコンの新しい楽しみ方。
「iPodばかりが注目されているアップルですが、新しいiMacに搭載されているFront Row&Apple Remoteコントローラも、実はかなり画期的。これでテレビ番組をハードディスクに録画できたら、リビングパソコンの決定版になるでしょうね。サードパーティから発売されている外付けのチューナーを使えば、すでにテレビの録画予約はできますが、いよいよ次あたりは純正で内蔵される…かも?」

no4
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04
&hb=BF-104F
「単1、単2、単3のどの電池でも使える画期的なライトです。余った電池を適当に入れてもOKというのがうれしい。家に常備するライトとして、僕も早速購入しました。また、単なるアイデア商品というわけではなく、デザインもシンプルでいい感じ。値段もリーズナブルで、1000円ちょっとで買えます。こういう何気ないものこそ、企業はきちんと作ってほしいですよね」

no5
256MB ¥17,850
[問]AGITO Tel.03-5770-4434
「ヤコブセン・デザインのテーブルウエアで有名なステルトンが、デジタルガジェットを手掛けた。まずはこの意外性が面白い。そして個人的には、こういうディテールへのこだわりに、将来性を感じます。たとえば、サイバーショットのシャッターの部分だけがステルトン製だったりしたら、ちょっと面白そうですよね。そういった家電製品への応用を期待させてくれるプロダクトです」

2006年は…?
「今後はそれほど大きな革命は起きないかもしれませんが、ものすごく気の利いた小さな革命が、断続的に起こっていくんだと思います。そして、それをうまくやったメーカーが成功している。その代表例がアップル。2006年の年明けのアップルには期待大ですね。あとはやっぱり、ソニーにはがんばってほしい。PCM-D1のような、ドキッとするデザインのものがもっと出てくることを期待しています」
 
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