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そもそも瀧見さんが野村くんと知り合ったのはいつ頃なんですか? |
瀧見: |
5、6年前とかかな。Fran-Keyってやつがいて、そいつから「俺のパーティでDJやってください」
っていう手紙をもらって。で、行ったら、訓市のパーティだったっていう。 |
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今回の『Crue-L Future』にもFran-Keyの曲が入ってますよね。
Fran-Keyって何者なんですか? |
瀧見: |
昔から俺のDJの時にキモイやつが踊ってんなぁって思ってたんだけど、
いきなり近寄って来て手紙をくれたコミニュケーション・スキルが変な人(笑)
それが今ではウチからレコード出してるっていう(笑) |
野村: |
Fran-KeyはSputnikの海の家の客で。
「酒を濃いめにしてくれ」だなんだって
毎日来ては色々うるさいし、むかつく客だなって思ってたんだけど、
「俺はDJだ」っていうから「レコード持ってこい!」って回させたら良かったっていう(笑) |
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じゃあ、そのFran-Keyを介して、2人は知り合った、と。
野村くんは瀧見さんなり、CRUE-Lのことは知ってました? |
野村: |
知ってはいたけど、そこまで詳しくなかったし、
そもそも15年前にCRUE-Lが始まった頃から99年までは海外にいたからね。 |
瀧見: |
この人は肝が分かるんだよね。
別になんも知らなくても、付加価値とかそういうものは関係なく、
モノなり人なりのその中身が分かるっていう、そういうタイプだと思うよ。
最近は付加価値のセルフ・プロデュースが過剰なのが多くて疲れまくりでしょ。 |
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はったりが通じない、と。 |
瀧見: |
いや、はったりがあっても全然あり。モノが良ければいいっていうか。
音楽に関し ても、メジャーが嫌いとか、インディーズがいいとか、そういうことも全くないし。 |
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そういう野村くんから見たCRUE-Lは? |
野村: |
いやぁまじで面白い人たちだなって(笑)
レコード会社の人とか雑誌の人、どの分野でもそうだけど、
死ぬほど音楽が好きで働いてたり、死ぬほど本が好きで働いてるみたいな感じかと思ったら、
実はそうじゃないってことが多いってことに気付いたんだけど、
瀧見さんに関しては、音楽に対する思い入れがありすぎて(笑)そこが面白い。
CRUE-Lってレーベルも面白いと思うけど、一般的なCRUE-Lのレーベル像とは関係ないものも
実は聴いてたりするから、そういう分かりやすくない感じもまた面白い。 |