THINK PIECE > STUSSY WORLD TOUR 2006
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─── 個人的な仕事というのは?

R: 今は本を作っているところ。昔から地下鉄のグラフィティには、名前の隣にカートゥーン(キャラクター)が描いてあることがあるよね。この本はそのカートゥーンにフォーカスした内容。その部分だけにスポットを当ててみると、その世界も結構発展しているんだ。その進化の過程でキーパーソンとなり、人々に影響を与えたアーティストもいる。でもなぜかその人達の事を知っていて、話をしている人たちが結構いなくってね。自分はそんな人達に非常に興味を持っていて、実際に影響を与えられてきたから、本を作ってみたいと思ったんだ。

─── 日本についてはどんな印象を持っていますか?

R: 今回は3回目の来日。最初はパルコでのエキシビション“ストリートマーケット”。次はその数ヶ月後にあった“UNTITLED 2001”。そして今回。東京はデカイ。そして他とは違うものがいっぱいある。色々な意味でインスピレーションを受けるよ。見渡せば“ブレードランナー”のような未来的な街並みがあり、同時に昔から全く変わらない歴史的な部分も残って、それらが混在している。もちろんニューヨークにもそういう部分があるんだけど、日本はもっと歴史深さを感じさせる。僕は東京やニューヨーク、ロンドンのように沢山のビル、電車のシステム、人が大勢いるところに居心地の良さを感じる。様々な事が起こり、多様な人生が根付いている“本当のシティ”が好きなんだ。

─── 今後も日本で仕事をしてみたいと思いますか?

R: もちろん。日本のテレビ事情がどうなっているのか、全く検討がつかないけど、もし自分のテレビ番組が訳されて放映されるようになったら最高だよね。具体的に何もまだ決まっていないけど、アートショーとか何かしらの形でまた近い将来日本に来るような気がしているよ。
 

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