THINK PIECE > STUSSY WORLD TOUR 2006
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REAS   REAS 1969年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。12歳という若さでグラフィティ活動をスタート。雑誌のロゴデザインやレコードジャケットのイラスト、最近ではテレビ番組の製作なども手がけるなど、その活動は多岐に渡る。今回“STREET MARKET”“UNTITLED 2001”以来、三度目の来日を果たした。
 
自分がこうやってみんなとトラベルまでするとは思っていなかった(笑)。
 
 

─── まずこのステューシー・ワールドツアーに参加するきっかけは何でしたか?
REAS ( 以下 : R )
  以前にアダム(stussy LA)と仕事をした事があって、彼が僕にコンタクトしてきたんだ。

─── このプロジェクトについての最初の印象はどんなものでしたか?

R: 最初は色々なアーティストがTシャツのグラフィックを提供する、それだけの企画だと思っていたんだ。その企画がだんだん成長して、このような大規模なものへと変化を遂げたのには、とても驚いた。自分がこうやってみんなとトラベルまでするとは思っていなかったしね(笑)。

─── 40人近くのアーティストが一つのプロジェクトを通じて接点を持ちました。これについてどう感じましたか?

R: ここで参加しているアーティストのほとんどは前から知っていた。他のプロジェクトで一緒に仕事をしてきた人が多かったからね。自分の仲間達と一緒に同じ仕事をすることは、とてもクールで、ハッピーなことだったよ。

─── 東京以外でのエキシビションの印象はどうでしたか?

R: ニューヨークとロサンゼルスでショーをやったんだけど、ニューヨークではこのプロジェクトに携わるアーティストがロスやその他の地域から来て、みんなが一つの空間に集まった点が印象的だったかな。同じニューヨークに住みながらも長い間会っていなかったアーティスト達も集まって来ていたから、そういった意味でもナイスでクールな出来事だったと思う。日本はスーパー楽しかったよ。日本には何年も来ていなかったし、こっちに店を持っているKAWSと一緒に来日できたのも良かったと思うよ。

─── KAWSの作品についてはどういう印象を持っていますか?

R: グレートの一言。彼の作品はとてもクリーンで生き生きしている。誰にでも分かり易く、バランスが良い。そして彼にはたくさんのファンがいる、そんな印象かな。

─── あなたが今どんな仕事をしているのか教えていただけますか?

R: たくさんペインティングして、あとは個人的な仕事。それとテレビ番組もやっているよ。

─── テレビ番組?!

R: そう。自分で番組をやっているんだ。“Minoriteam/マイノリティーム”という番組は超タブーな人種差別ネタ炸裂のチームで戦う少数派スーパーヒーローもののアニメーション。もう一つの番組“Crank Yankers/クランクヤンカース”は、自分がスケッチしたキャラクターが操り人形になって、実際にオーディエンスに電話をして番組を進行していくコメディ。これらのプロジェクトは初めての試みだったんだけど、既に5、6年位続いている。
 

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