FEATURE > 宇野薫×長尾迪
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宇野 薫/CAOL UNO   長尾 迪/SUSUMU NAGAO
総合格闘家、UCS/SULIOディレクター
和術慧舟會・東京本部所属。
総合格闘技界における中軽量級トップコンテンダーの一人。現在までプロ修斗、UFC、K-1、HERO'Sなど数多くのリングでの闘いを経験。また、自身の洋服好きが高じてセレクトショップ「UCS」や、オリジナルウェアブランド「SULIO」のディレクターを務めるなど格闘技とは違う側面も併せ持つ。
宇野薫商店:http://www.uno-caol-showten.com/
  写真家、雑誌を中心に格闘技、人物、料理、水墨画など幅広いジャンルで活躍。K-1やUFCではオフィシャル・フォトグラファーを務めた。試合撮影はもちろん、スタジオワークにも定評があり、選手、関係者からの信頼も厚い。
http://blog.honeyee.com/snagao/
http://www.susumug.com/

「僕が大好きなアルバム、まず、それで満足」
 
U …宇野 N …長尾
  _長尾さんと宇野さんのお付き合いはどのくらいになるんですか?
N 「親しくなったのが修斗のチャンピオンになる前とかだから、10年近くなるのかな」
U 「今年でデビュー10年目になるので、そのくらいですね」
N 「見ているっていう意味であれば、デビュー戦(1996/10/4 プロ修斗公式戦 VS桜井速人)から。腕十字で一本負けしたんじゃないかな。そのときは正直『ダメかな〜』なんて思いましたよ。やっぱり上まで登りつめる選手は、デビュー戦からガン! ときますし…。そういえば、当時は“イグアナの息子”なんて呼ばれてましたね(笑)」
U 「はい(笑)。友達が『垂れ幕を作ってくれる』と言って、僕もいくつかキャッチコピーを考えたんですが、勝手にあのフレーズに…。当時『イグアナの娘』というドラマが流行ってたからですね」
N 「それから“星の王子様”になるんだね」
U 「オリーブに出たときのキャッチコピーがソレだったんです。原作『星の王子様』の主人公の髪型に似ていたらしく…。その後、格闘技雑誌も“星の王子様”というのを珍しがって取り上げてくれて。まだアフタヌーンティーという喫茶店に勤めながら、修斗をやっていた頃です」
N 「オリーブに出ること自体が、格闘家としてはありえない(笑)。でも、もともと格闘家らしくない雰囲気だったから、そのキャッチフレーズはアリだと思いましたよ。ちょうどその頃から“宇野薫”というキャラも確立してきた。お洒落で、強くて、格好良くて、みたいな。ただ、キャラだけで終わっちゃう選手は多いけど、彼は違う。同時に戦績も良くなってきたんですよ。バーリ・トゥード・ジャパン98ではヒカルド・ボテーリョを下し、翌年に行われたADCC’99でも準優勝。そして、ルミナ選手とのタイトルマッチに繋がっていく」

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