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「そしてUFCの舞台に上がることになるんだよね」 |
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「まさかUFCのリングに出られるとは思ってなかったし、いきなりのタイトルマッチ(2001/2/23 UFC30 VSジェンス・パルヴァー)ですからね。僕自身がビックリしましたよ(笑)」 |
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「当時、僕はUFCのオフィシャルカメラマンだったので、それを聞いたときは興奮したなぁ。UFCって八角形のリングに金網で、見るからに野蛮な場所。そこに一番似合わない宇野くんがタイトルマッチでデビューする。『スゲー格好良いかも』って。いざ、UFCデビューの日を迎えてみると、入場シーンがまたサマになるんですよ。試合は判定負けだったけど、のびのびと戦ってましたね」 |
U |
「毎回、UFCの試合に行くのは楽しみでした。単純に海外なので、すべてが刺激になりますし、勉強にもなる。タイトルマッチは2度とも獲り逃しちゃったんですけど、UFCに出場したことで、新鮮な気分になれたし、新しい目標もできましたね。最後の試合(2003/9/26 UFC44 VSエルメス・フランカ)は負け方も納得していないので、いつかは再挑戦したいと思っています」 |
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「宇野くんっていきなりスターになったイメージがあるけど、地道にステップを踏んでいる。ウェルター級のなかでは、宇野くんが一番経験豊富なんじゃないかな。だから、彼の強さは本物なんです。昔は試合中にあまり感情を出さなかった。けど、ステップを踏むごとに、自分のやりたいことをできるようになっている。それが、見ていると伝わってくるんですよ。特に最近の試合は、戦っていて楽しそう。山本(“KID”徳郁)選手との試合(2005/9/7 HERO’S)なんて、まさにそう」 |
U |
「あれは、山本選手という強い人と試合しているというのと、練習の成果が出せていたというのもあって、スタンディングで打ち合っちゃったんです。途中でセコンドに『総合!』って言われて我に帰ったら、眉間が切れていて…」 |
N |
「カットというアクシデントでTKO負け。それがなかったら延長だったろうし、僕は勝手に大晦日のことまで考えていましたよ(笑)」 |