FEATURE > 宇野薫×長尾迪
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「僕が大好きなアルバム、まず、それで満足」
 
U …宇野 N …長尾
  _最初のルミナ選手とのタイトルマッチ(1999/5/29 プロ修斗公式戦 世界ウェルター級王者決定)はいかがでしたか?
N 「僕はルミナが勝つと思ってましたよ(笑)。『まだまだだろ〜』なんてね。それが3Rにスリーパーで絞め落としちゃうんだから、驚きましたよ」
U 「僕にとっては勝ったあとの反動が大きかったです。ルミナさんは僕にとって、修斗における絶対的な存在でしたから。そのルミナさんに勝ったことで、目標を失ってしまった。その後は、どうしても試合に満足いかなかったり、強いと思われていることがプレッシャーになったり、練習してきたことが試合につながらかったり…」
N 「やっぱり、あの頃は辛かった?」
U 「そうですね。ただ、勝ち逃げではなく、もう一度戦うものだと思っていたので。それが唯一のモチベーションだったかもしれません」
N 「2回目のルミナ戦(2000/12/17 プロ修斗公式戦 世界ウェルター級チャンピオンシップ)、これは見事な勝ちっぷりでしたよ。1R、強烈な右フックで失神KO。そして、衝撃のベルト返上。普通だったらベルトにしがみつくのに(笑)」
U 「その試合に勝ったことで、自分のなかで1つ完全燃焼したんです。気持ちの無いままベルトを持つのは失礼、という素直な気持ちで返上しました。試合前から、心の中で決めていましたけど、友達にも、身内にも、誰にも伝えていなかったので、みんな驚いてました(笑)」
 
「僕が大好きなアルバム、まず、それで満足」
最初の佐藤ルミナ選手との対戦。当時の宇野さんにとっての、すべてがこの試合に凝縮している


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