THINK PIECE > JUSTICE
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──「D.A.N.C.E.」は2007年の夏を思い出させるアンセムになりましたね。よく言われていますが、音はジャクソン・ファイヴで、歌詞がマイケル・ジャクソンへのオマージュ、になってると…。このトラックの誕生について話してくださいますか?
 
実は子供たちが歌ってることで、ジャクソン・ファイヴの名前が挙げられているのはちょっとした誤解だと思うんだ。実際のところは音楽的にはラリー・レヴァンやシックへのオマージュになっていると思う。それから歌詞はそのとおり、マイケル・ジャクソンの初期の歌のタイトルを組み合わせて作ったということなんだ。
 
── 実は最初聴いたときはポップすぎて驚いたんです。
 
これがアルバムのための最初のシングル…というわけだったので、僕たちは何かサプライズが必要だったんだ。というのもすでに「Water Of Nazareth」のヒットがあったので、今回は逆方向にポップなものにしたかった。オーディエンスにジャスティスのアルバムは歪んだノイズに溢れたものと思わせたくなかったから。みんなを驚かして興奮させたかった。それに自分たち自身もね。同じことの繰り返しにはうんざりだ。それは「Never Be Alone」のあと(少し時間は空いたけど…)「Water Of Nazareth」をドロップしたときの興奮に似ていたんだ。そう、ジャスティスに対して第二の「Never Be Alone」を期待していたみんなを驚かせるような。
 
 
── 二人にとってやっぱりマイケル(・ジャクソン)はスーパースターなの?
 
もちろんだよ。絶対的に唯一のアルティメットな世紀のスーパー・スターだよね。
 
── 二人はロックやヘビー・メタルのファンとしても知られてるわけだけど、そんなロックやメタルの中にもスーパースターはいるわけですよね?
 
いやいや、マイケル・ジャクソンは別格で、僕らにとってはマイケルに肩を並べるスーパースターはいないね(笑)。実際、僕らがヘヴィ・メタルで好きな面っていうのは、すべてにおいて劇的でオーバー・ドライヴ、やりすぎなところなんだ。まさに「スパイナル・タップ」(1984年に公開されたヘヴィ・メタルをパロディにしたドキュメンタリー・タッチのフィクション映画)の様な世界なんだよ!
 
── ステージは本当の意味での“ライヴ”でしたね。ステージの脇や二人の後ろからも撮影させてもらって気づいたんですけど、「D.A.N.C.E.」でギャスパーが実際にキーボードを弾いてたのには驚きました。オーディエンスにとっては、あの大きなブースの中でいったい何が行われているんだろうと、興味津々だとおもうんですが…秘密が守れる程度に、どういったセットで“ライヴ”を行っているのでしょうか? あの凄い大掛かりなブースのセットのことも含めて教えてください。
 
あの巨大なシンセサイザーのセットはロサンゼルスで作ったんだ。2台のコンピューターとキーボードですべてを操作できるようになっている。“ライヴ”というものをやるにあたっては、すべてのトラックを根幹だけのシンプルなものにして、それを再生して、その上にライヴで僕らが新しいエレメンツによるレイヤーを何重にも重ねていくという方法で曲を再現している。だからもちろんキーボードも生で演奏してるんだよ。
 

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