── 前回の来日から約10ヶ月、二人が確実に変わっているのを感じたライブでした。アルバム完成の前後で自分たちの中でも変化がありましたか? |
|
どうだろう。ステージでは以前より自信をもてるようになったかもしれないな…。アルバムを作っている間というのは、まったく世界から隔離されたような気持ちでいたんだ。いざ、アルバムが出てみんなのリアクションを知って、ようやく安心できたよ。みんなが僕たちの作りたかったものを理解してくれたようだったし、それで自信をもてるようになった気がする。とはいえ、何が変わったのか、はっきりは分からない…。確実なのは以前よりアルコホリックになったことくらいかな(笑)。その結果よりクレイジーなステージになっているのかも…(笑)。 |
|
|
── 自分たちの作りたかったアルバム…ということですが、今回のアルバムを聴いて、最初のシングル「Never Be Alone」でみせたポップな面と「Water Of Nazales」あたりでみせていたヘヴィでダークなムードの両面を、違和感なく同居させていて、そこがすばらしと思いました。ジャスティスのツボはそのバランス感覚のような気がしましたが? そのあたりが、自分たちの作りたかったアルバムのコンセプトにもありましたか? |
|
うん。まずどこでも聴けるアルバムを作りたいというのがあった。部屋でもクラブでも。たしかにその2曲で僕たちが出していたのは僕たちの好きなタイプの音楽の2つの極端なアスペクトなんだと思う。つまり僕たちはエレクトリック・ミュージックの最も純粋なエネルギーと同時に、そのロマンティックな要素も好きなんだ。アルバムではすべての曲がリンクしていて、起承転結をもっていて、まるでパズルのピースが組み合わされるように、最初から最後まで通して聴いくと、何か大きな絵が現れるような…そういうものを作りたかったんだ。 |
|