THINK PIECE > JOY DIVISION REISSUED
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  『アンノウン・プレジャーズ』
ジョイ・ディヴィジョンのデビュー・アルバム。1967年に初めて発見されたパルサー(※注:周期的に電磁波を出す中性子星)から読みとられたパルス<波動>をグラフィック化したアートをカヴァーにフィーチャー。オリジナルのアナログ盤は、カヴァー裏面に曲名リストが記載されていない。また、レーベル面にも曲名の記載はなく、伝統的な表示方法である「サイド1(A面)」や「サイド2(B面)」の指定もない。一般的な「サイド1」は「アウトサイド(外部)」と呼ばれていて、レーベル面には、アルバム・カヴァーの「パルス」のイメージをフィーチャー。裏面のレーベルには、その同じイメージを白黒反転させたものが起用されている。
 
Unknown Pleasures
Joy Division’s debut LP, features a graphic representation of pulses read from the first Pulsar discovered in 1967.The original LP release contains no track listings on the back, but features a blank table where listings would traditionally be. There was no track information on the inside labels, nor the traditional "side one" and "side two" designations. The first side was called Outside and had a reproduction of the image on the album cover, while the other side was labeled Inside and displayed the same image with the colors reversed (black-on-white).
 
  『クローサー』
イアン・カーティスが1980年5月に自殺した直後にリリースされたアルバム。発売時には、カヴァー・アートとして起用された写真のイメージが議論を巻き起こした。しかしながら、このカヴァーは実際にはイアンの死より前にデザインされていたものであり、意味ありげなものはすべて偶然の一致によるものだ。カヴァーの写真はバーナード=ピエール・ウルフによるもので、ピーター・サヴィルが写真雑誌「ズーム」に掲載されていたものを見て起用を決めた。イタリアの、とある一族の墓を撮影した写真がそれだ。
 
Closer
The imagery became controversial as the LP was released shortly Ian Curtis's suicide in May 1980. However, the cover was actually designed before Curtis’ death, and any meaning was co-incidental. The photograph on the cover by Bernard-Pierre Wolff is of a family tomb in Italy that Peter Saville spotted in the photography magazine Zoom.
 
  『スティル』
ライヴ音源と未発表のスタジオ・レコーディングにより構成されたコンピレーション・アルバム。オリジナル盤は1981年にリリースされ、スリーヴには、クロス貼りの書籍に使われている布が使用されていた。
 
Still
A compilation of live tracks and rare recordings which was originally released in 1981 in a book cloth sleeve.
 
  ザ・ボックス・セット『イン・メモリー』
ジョイ・ディヴィジョンのすべてのアルバムをおさめたこのボックス・セットは、何もかもが空白になっている。つまり、ボックス、スリーヴ、レーベルには、何のロゴもなければ、どんな言葉も書かれていない。挿入されたライナー・ペーパーのみがアルバムの情報を与えてくれるものだ。このアイデアは彼らのファンに捧げるもの。多くのファンは、自分たちの記憶によって、この空白のスリーヴにイメージを描くことができるだろう。彼らには他者から与えられるいかなるイメージも必要ないのだから。
 
The Box Set
‘In Memory’

The box set features all the LPs, all of which are blank - no logos or words on the box, sleeves or labels. A paper insert gives the album information. Many fans commit the original sleeves to memory, so the idea was that as a set for fans, they wouldn’t need any imagery.
 
DM: 『イン・メモリー』はいくつかの理由により作られた――イアン・カーティスはもちろん、マーティン・ハネット(※注:ジョイ・ディヴィジョンのレコード・プロデューサー。91年に死去)や、ロブ・グルットン(※注:ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーのマネージャーであり、ファクトリー・レコード設立者のひとり。99年に死去)たちを偲ぶために。ピーター・サヴィルにとって、このボックス・セットにおける全てのものは、私の能力を試した結果だろう。サイズやそのほかについて許可を取りながら、僕はすべてのものを『空白』のスリーヴにした。これらを見たピーターは、『これはボックス・セットのデザインにおいて、画期的なコンセプトとなるだろう』と思ったそうだよ。 DM:
In memory was coined for a number of reasons - In memory of Ian Curtis along with Martin Hannett and Rob Gretton. As with anything with Peter, the box set came about due to my testing things. I had made blank sleeves of everything for approval for size etc. Peter saw these and thought this would make a marvelous concept for a box set.
 
  Something Else
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