THINK PIECE > 依布サラサ × 倉石一樹
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12月5日にシングル「カリキュラム」でデビューした依布サラサ。彼女独自の世界観によって生み出された歌詞と、透明感のある歌声は一度聴いたら忘れられないインパクトを持っている。今回は、その類い稀な才能についてデビュー前から注目していたというfragment design倉石一樹との緊急対談を敢行! 初対面ながらもお互いのピュアな創造力は、極めて自然にクロスオーバーする。   SarasaIfu/依布サラサ

1983年生まれ。実は井上陽水の娘。その父親譲りの声質と作詞センスによって生み出されたシングル『カリキュラム』で、12月5日にシンガーとしてデビュー。また、作詞家としては昨年から活動中で、父である井上陽水やSalyuなどへ歌詞を提供している。

 
 
きっかけは『イパネマの娘』。
 
──まずは月並みの質問から。依布サラサという名前について。すごく印象的なんですけれど……もちろん本名じゃないですよね?
 
依布サラサ(以下I)
I: 「(笑)。はい、違いますね。依布サラサは私が歌詞を書き始めたときに、つくった名前です」
 
倉石一樹(以下K)
K: 「どういう意味なのでしょう?」
 
I: 「名前自体に意味はないんですよ。それよりも、日常的ないつもの私と、作詞家としての時の私を別に考えたかったんです。で、ペンネームを考えようというときに、大したことない由来で申し訳ないんですけど……。小さい時って『私、本当はカオリっていう名前がよかったなぁ』とか、そういう話をするじゃないですか。そんなことを妹と喋っていたら、『こういう名前っていいよね』っていう会話の中に“サラサ”っていう名前があって。昔の話しだったんですが、それを思い出して、じゃあサラサっていう人格になろうと。そして、“もしもサラサだったら?”ってことで、イフを名字にしたんです」
 
──依布のルーツはIfなんですね。で、そのサラサっていうのは語感で決めたんですか?
 
I: 「そうですね、語感もありますね。なんか良い響きだなって思いまして」
 
──インドの民族衣装のサリーとかも関係あるとか?
 
I: 「ええ、そうです。サラサって決めた時に、意味を調べてみたらサリーで使われる高級染め物のことだとわかって。本来は更紗と書きます。で、イフっていう漢字も、着る物とか布に近い感じにしたくて“依布”にしたんです」
 
──倉石さんは知ってました?
 
K: 「……」
 
I: 「(笑)。そりゃ知らないですよね」
 
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