THINK PIECE > From Scrumbt To Stadium
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これらフットボールアートは、BOOKZINEという一冊のアート本に集約され、アナログ盤、BE@RBRICKが付属し、世界限定2006冊、ナンバリング入りで世界各国に配信された。さらに、そのBOOKZINEのテイクダウンバージョンとしてフリーペーパー「Public/image VOL.3 Football Libetated」も6月9日(金)に配布される。それに伴い、原宿のKDDI DESIGNING STUDIOにて、『60 football visions』と題した展覧会も開催。総勢60名のアーティスト、クリエイターによる、カスタマイズサッカーボールを展示・販売(au Auctions)する。

プロダクトを紹介するだけでなく、その背景にいたるまで、あらゆる角度で提案する、という意外な手法で行われた『From Scrumbt To Stadium』。これはどのような考えのもと進められていったのか? ナイキ・グローバルクリエイティブディレクターのリチャード・D・クラークに話を伺った。

「プロダクトはもちろん、コミュニケーションの方法にいたるまで、僕らはあらゆる面で革新を行っております。革新はナイキの基本理念でもありますからね。今回の『From Scrumbt To Stadium』では、創造的な心と創造的なプレイヤーが抱く情熱をつなぎ合わせることで、フットボールの深い文化性を表現しているんです。そのため“街からスタジアムへ”というストーリーのなかに、ユニフォームやスパイクだけではなく、スニーカーやフットボールアート、BE@RBRICKなどが入ってくるのはとても自然なことだったんですよ」。

なるほど。フットボールに対して直接的ではなく、直感的なプレゼンテーション。フットボール本来の魅力である“美しさ”に焦点をあて、文化、歴史的背景にも言及し、それをコミュニケーションというカタチで提案する。W杯への期待が膨らむのはもちろんのこと、ナイキのフットボールに対する真摯な姿勢をも感じさせる、そんな有意義なイベントであった。
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