WE NEED MORE BLACK
照井利幸×西山徹
"WELD"がつなぐ自由な表現
11 1/28 UP
photo:Kentaro Matsumoto text:honeyee.com

- ──
- 若い人たちにも影響したエキシビションだったと思います。そういう実感はやっていてありましたか。
- N
- 「そうなればいいなとは思っていますけどね」
- ──
- 濃密なんだけど居心地のいい空間で、普段の皆さんをあまりよく知らない人が来たとしてもやりたいことが自然に伝わっていったと思います。
- T
- 「そうですね。終わってから、女の子二人が初めて知って見に来たんですけどすごくよかったですって言ってくれたんです。そういうことが大事で、もちろん昔から知っている人達も大事なんだけれども、全く知らなくてたまたま来て衝撃を受けるということが増えればいいなと思いますね。そういうのって記憶からなくならないじゃないですか。例えば、知らないところを歩いていてどこかに出て、真っ青な海が一面に広がっている場所を見つけたら、その場所はずっと忘れないですよね。そういう本当に純粋な感動や刺激を作りたいと思います。何の飾りもなくて純度の高い純粋さです」



- ──
- 純粋なクリエイションから生まれる感動を受け取る場は意外と少ないんじゃないかなと。そういった意味でもWELDはカルチャーシーンにおいて貴重な存在ではないかと思います。
- T
- 「アーティストの集まりだから、それぞれストイックで自然に緊張感が生まれて、その反対にすごく和む部分もあったりします。それが自然にできるからいいなと思います」
- ──
- 今後具体的にやってみたいプロジェクトはありますか。
- N
- 「前回の形式のような展覧会を、間を開けずに続けていけたらいいなと思っています。それで精度が上がっていって、モチベーションも上がると思います。今のところはそれだけですけどね」