1Fのメンズフロアは、インポート企画のアイテムが豊富に揃う、ファンのみならず喜ばしい内容だ。それらは主に以下の5ラインで展開されている。定番と伝統的なスタイルに、自由な可能性と楽天性、冒険の精神を合わせた、ご存じ“ポロ バイ ラルフ ローレン”。昨年からスタートした日本初上陸となる、シャープなカットとスマートなシルエットが話題の“メンズ・ブラックレーベル”。既製服でありながら限りなくオーダーメイドに近い究極のパワースーツ中心の“メンズ・パープルレーベル”。ヴィンテージウエアをモチーフとした、タイムレスなカジュアルウエアを手掛ける“RRL”。高性能・高機能のスポーツウエアを提供する“RLX”。果ては、ヴィンテージやアンティーク、イブニングアクセサリー、写真集までもが優々と並んでいる。
いうまでもなくディスプレイのセンスも抜きん出たものがあり、よくありがちな漠然とコレクションごとに区切った配置ではなく、あくまでも自然な形でスタイル別に分類されている。その結果、なんとも心地よい空気感をも味方につけているのだ。 これらを実現可能にした背景には、この新旗艦店を、東京及びアジアにおけるアイコンとしての役割を果たせる拠点とするために、アメリカ本国のスタッフによる徹底したディレクションがあったことは紛れもない事実である。
こうしたラルフ ローレンの製品の実力とストアの話題性を証明するかのように、翌日の3月30日のオープン当日は、入場制限がされるほどの大盛況となった。これは偉大なるファッションデザイナーの新たなるサクセスストーリーのプロローグにすぎず、今後も永続的に躍進し続けることに違いない。 |