THINK PIECE > MURO
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MUROはジャスト・ブレイズに次々と7インチ・レコードを聴かせ、それにインスピレーションを得たジャスト・ブレイズは数時間でトラックを完成。ジャスト・ブレイズの呼びかけによって、ハードコア・ラップの生みの親として知られるクール・G・ラップと、ヤング・ガンズのヤング・クリスがフィーチャーされた。モンスター・チューン"The Extravaganza"はアメリカのチャートに入っていてもおかしくない程の高いクォリティのヒップホップ・アンセムとなり、同じトラックの日本語バージョンとして、シャカゾンビやファッション・ブランドSwagger/Phenomenonの活動で知られるビッグOが"Forever Fresh"を作り上げた。
MUROがニューヨークでコラボレーションを果たしたもう一人のプロデューサーは、モブ・ディープやスヌープ・ドッグのプロデューサーとしても知られるアルケミスト。
「アルケミストは、俺に一番近い料理人だと思うんだよね。サンプリング・ネタを活かすし、ネタに合わせてドラムを叩くんだよ」(MURO)
MUROはアルケミストが手掛けたビートの上で、久しぶりにラップを披露する予定だったが、アルケミストのスタジオに到着すると、そこにはなんとモブ・ディープの片割れであるプロディジーが遊びに来ていた。アルケミストのビートにMUROがラップをのせると、それに刺激されたプロディジーもラップをするためにブースに入った!この熱い交流から生まれた"Mr. Pitiful 2006"はニューヨークと東京のヒップホップ・シーンを繋げる歴史的名曲だと言えるだろう。
その他、デ・ラ・ソウルをフィーチャーしたディスコ風の"So Cool"は、ファイルを送り合って実現した曲だが、90年代のネイティヴ・タンを彷彿とさせるポスとデイヴの勢いあるラップがヒップホップ・ファンを唸らせるに違いない。この曲には、水戸を代表するランチ・タイム・スピークスもフィーチャーされており、鳥肌モノのラップを披露している。
その他に今作には、MUROの呼びかけによってツイギー、カシ・ダ・ハンサム、ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンドのスイケン、S-Word、ビッグZなどが参加しており、これまでの日本のヒップホップ・アルバムでは考えられない豪華な顔ぶれとなっている。
井上三太氏による描き下ろしのアートワークも話題となっている『Tokyo Tribe 2』は、ヒップホップ・ファンならずとも聞き逃せない内容。アニメ、ファッション、音楽をブレンドさせた『Tokyo Tribe 2』は一大ムーヴメントの口火を切る傑作になるに違いない。
 
アニメ 「TOKYO TRIBE 2」
毎週土曜25:00 WOWOWにて放送中!
【 リピート放送 】
毎週月曜深夜/毎週木曜深夜
【 公式ホームページ 】
www.tt2-anime.com
 
 
MURO "TOKYO TRIBE 2"
TFCC-86801
2,940YEN (tax in)
incredible records/RUSH! PRODUCTION / TOY'S FACTORY
www.rushproduction.net
 
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