THINK PIECE > Edison Chen
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エディソンがいわゆる映画スターではないことは、もう十分に理解できたことだろう。彼がクリエーションやパーティのオーガナイズにかける意気込みは、“ホンモノ”なのである。AIR MAXに続いて、香港エリアでリリースされる“Levi's 501union rails rails”には、新世代チャイニーズとしてのエディソンのアイデンティティがさらに深く込められている。

「これは“Levi's 501union rails 501 union rails”といって、アメリカやカナダで線路を造る為に働かされていた労働者に支給されていたものからインスピレーションを受けたんだ。1900年代に多くの中国人たち、つまり僕の祖先たちがアメリカに労働者として渡った。当時のアメリカ人にとって、彼らは安い賃金で働かせることができたからね。ネイティブアメリカンやメキシカンも労働者としていたんだけど、中国人はもっと低い賃金で働いたんだ。そして、彼らは他の国の為に自分たちの血と汗と、涙を捧げたにも関わらず何の敬意も払ってもらえなかった……。
僕にデニムのプロジェクトが持ち上がったとき、何の為にデザインするべきかと考えとき、そうした、かつての中国人労働者たちのことを思い出したんだ。彼らは労働着としてデニムを着ていた。僕がつくるデニムによって、多くの人にこうした歴史を知ってもらえたらと思ったんだ。リーバイス501とういのはあまり大きな変更ができないんだ。だからいろいろと変えるのではなく、僕はディテールを加えていく方向にしたんだよ。黒のサテンを加えることでテーパードしてる感じが出る。サテンはアジアっぽい素材だしね。全体的に入ってるダメージは、もちろんかつての中国人労働者の仕事をシンボル化する意味が込められている。赤と黒のペイントはオイルや汚れに見えるように。彼ら過酷な仕事を想定しながらダメージを加工していったんだよ」

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