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榎本勝之
株式会社amix corporation,株式会社Bestnavi.jp company 代表取締役
名古屋を中心に展開する腕時計ショップ「A.M.I」を運営。
腕時計のポータルサイト「BESTNAVI.JP」が5月30日オープン予定。
http://www.amirx.com/ | http://www.bestnavi.jp/
   
榎本 以下:E 「実は以前から、ヒロシさんの時計のセレクトは鋭いなあと思っていたんです」
   
藤原 以下:F 「僕はいわゆる“ファッション時計”には興味がないんですよ。極論を言ったら、時計って生活に必要ないじゃないですか。いまは携帯があるから時間はわかるわけだし。それでも『欲しい』と思わせる時計には、理屈では説明できない“魅力”があるんだと思います」

E

「時計には様々な魅力があって、たとえば宝飾的な面もそのひとつですが、私としては機械としての“機能美”に大きな魅力を感じますね。これだけの小さなケースの中に、トゥールビヨンやパワーリザーブといった緻密な機構がきちんと機能しているわけですから。それは流行り廃りに関係のないものですし」

F

「機械式の時計って、男のDNAに組み込まれているノスタルジックな部分をくすぐるんですよね」

E

「もちろん、正確さだけで言えば、クオーツのほうが優れています。でも、機械式の良さもずっと残っていってほしい。時計って、デザインだけでも機能だけでもダメですよね。100年のスパンで考えたとき、結局残っていくのは機能とデザインが融合されたもの。その代表は、やはりロレックスなのかな、と」

F

「僕自身、ロレックスのステイタス性は子供の頃から刷り込まれていました。当時、親に連れられて映画館で観た『007』でジェームズ・ボンドがロレックスをしていたんですが、すごくかっこよくて憧れました」

E

「僕はルパン三世でした。ルパンって、赤サブとかゼニスを着けているんですよ。そういうストーリーにもちょっと惹かれますよね」

F

「惹かれますね。そういえばチェ・ゲバラはGMTでしたね。CIAに取られたらしいけど……」

 

E

「ちなみに、ヒロシさんが初めて買ったロレックスは?」

F

「黒文字盤のエアキングでした。18歳の頃かな。安かったですよ、中古で10万円もしなかった」

E

「昔はいまに比べて手に入れやすかったですからね。で、その後に買ったモデルは?」

F

「GMTとかサブマリーナとか、スポーツモデルが中心です。で、どうせならいちばんいいものを、と思って買ったのが、ポール・ニューマンのデイトナ。それを買ったときは『これでもう終わりだろう』と思っていたけど、実はそこからが始まりだった(笑)」

E

「(笑)。時計は奧が深いですから……。で、最近だとパテック・フィリップに注目されているそうですが」

F

「はい。ここ1年くらいはパテックが気になっています」

E

「僕も、パテックが作るトゥールビヨンとかグランドコンプリケーションなんかは絶対“買い”だと思うんですよ」

F

「値段が下がることはないし、ものによってはものすごい上がり方をしますよね。5年前に500万だったものが、いまでは1200万になっていたり」


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