FEATURE > 中村ヒロキ×倉石一樹
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この春〜夏にかけて、アディダスが仕掛けるユニークなキャンペーン“adicolor”。
80年代にカラーリングのキットとともにリリースされ“キャンバスとしてのスニーカー”という当時としては斬新なアイディアで展開された幻のシューズ“adicolor”を現在のシーンを当時のモデルの復刻とともにリードするアーティスト、クリエイターらが思い思いにカスタムした新バージョンで新たにリリースしたことは既報の通り。加えて、本来の“白いシューズを自由にカスタムする”というコンセプトを伝えることを目的に8人のフォトグラファーが思い思いに写真というカタチで表現するというイベント“adicolor photo gallery”も大きな反響を呼んでいる。
そこで、その8人のフォトグラファーの1人に選ばれたvisvimディレクター・中村ヒロキがアディダス・クリエイティブ・ディレクターである倉石一樹とともに“adicolor”の魅力について語り合う。
 
N …中村 K …倉石
  _まず「adicolor photo gallery」について教えて下さい
K 「アディカラーのホワイトシリーズを題材にしたイベントになります。『アディカラーを写真という手法で好きなように表現して下さい』と、プロのフォトグラファーや写真好きのクリエイター、計8名の方々に依頼して、製作して頂いた作品を全国のアディダス オリジナルスショップで展示していきます」
 
  _そのクリエイターの1人が中村さんになるわけですね。
K 「そうですね。VISVIMのプロダクトって、わりと白がキーワードというか、白のイメージが強い。お店(FIL)もそうですし。今回のイベントの題材はアディダスのホワイトシリーズ、つまり白で繋がるので、お願いしたら面白いかなと。それと、実は中村さんのブログも、写真展をするキッカケの1つなんですよ」
N 「僕はプロではない、趣味のカメラマンなんですけど…。ただ、こういう機会を頂いたからには、頑張ってやろうと思いましたね」
 
  _作品作りはどのようにされたのですか?
N 「まずアディカラーの資料も見せてもらったんです。そこに『美しい色彩をのぞむならば、まず純白の下地を用意しなさい』というレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉が書かれていて。そこから自分なりに考えて、できるだけピュアで、白い世界を表現しようかなと。それで撮影場所を雪山にしたんです。色も何も無い白銀の世界は、自分をピュアな気持ちにさせてくれる場所でもありますからね。ダ・ヴィンチの言葉と、アディカラーの色を塗る前の真っ白な状態、雪山、自分、すべてがリンクした、そんな感じです」
K 「ちなみに中村さんにお願いした靴(アディカラーHI)には、さっきのダ・ヴィンチの言葉がシューレースに英語で書かれているんです」
 

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