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text:Tetsuya Suzuki
「Reebokは音楽をはじめ、様々なカルチャーと関係してきたんだ。そんなReebokと、このようにコラボレートする機会を持てたのは、とても光栄なこと。自分自身、子供の頃からReebokのスニーカーは好きだった。例えばポンプフューリーのようなガジェット的な機能をもったシューズが特に印象的だったよ。だから、自分がクリエイティブ・ディレクターとして、まず考えているのは、そういったテクノロジーを始めとするReebokの魅力をよりクイックに多くの人たちに理解してもらえるようにしていきたいということなんだ。
今までのコラボレーションのように、ひとつのプロダクトを制作するのにとても長い時間を費やすということではなくてね。そして、クリエイションにとってビジネス的な成功というのも大事なこと。これは音楽とも一緒だね。たとえば、プロダクトと同時にヴィジュアルや映像コンテンツによるイメージまでが、ひとつのパッケージとして人々に認識されていくようなキャンペーンも考えているよ。今の自分にとって音楽同様ファッションも重要なラインであって、両方のラインで最大限の存在感を示せるようにしたいんだ。そして、アジア・パシフィックのクリエイティブ・ディレクターであるVERBALも同じように彼の個性をReebokに対して発揮してくれるんじゃないかな。グローバルなキャンペーンと平行して彼の個性が際立つと、とても大きなエネルギーを生み出すことができると思うんだ」