Housse de Racket
エール、フェニックスに続く、フレンチ・インディーロック・シーンのブライテスト・ホープ。
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photo:Kentaro Matsumoto text:honeyee.com

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- クラシックやジャズといったバッググラウンドのアウトプットが、なぜ現在のスタイルに向かったのでしょうか?
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- 「音楽学校で学んでいた音楽が、自分の中でしっくりこなかったところがあります。ジャズもクラシックも好きなのですが、自分の音楽性を追求した結果、自然とHousse de Racketというスタイルになったという感じですね」
- P
- 「それに、15歳の少年がロック・バンドに憧れを持つのは自然な流れですから(笑)」
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- ジルダがHousse de Racketのライブを絶賛していましたが、どのようなスタイルでライブを行っているのですか?
- P
- 「ジルダにそう言ってもらえるのはすごく嬉しいですね。サポート・メンバーを加えてライブをしたこともあったのですが、やはりHousse de Racketは二人組のバンドなので、今は二人でのライブを続けています。僕たちの見た目や、CDで聴くサウンドからは想像もできないかもしれないですが、ライブでは全てを投げ出すほどのエモーショナルなライブを心がけています」

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- Housse de RacketはKitsunéがサインした初めてのフレンチ・バンドですが、お二人は現在のフランスの音楽シーンをどのように感じていますか?
- 「今のフランスにはダフト・パンクを始め、フェニックスやエール、ジャスティスなど、偉大なバンドが存在していて、若い人たちにとっては目標としたり、手本にしたりできる対象が多くいると思います。それは次の世代がフランスの音楽シーンを更に盛り上げていくために重要な要素だと思うのですが、最近はただの物真似になってしまっているバンドが多いという印象がありますね。これだけ音楽が多様化した今だからこそ、若い世代のアーティストには自分だけの個性を見つけて、オリジナリティのある音楽を作ってほしいと思っています。僕たちも彼らに負けないように、Housse de Racketにしか作れない音楽を目指していきたいですね」
