honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

THINK PIECE

KARL HYDE OF UNDERWORLD

非の打ち所のないニュー・アルバムを引っ提げ、
アンダーワールドが音楽シーンにカムバック

10 8/25 UP

photo&text: Kohei Onuki

──
8月末から9月半ばにかけて、東京で初のソロ・ペインティング・エキシビションが行われるそうですが、このエキシビションはどのような内容になる予定ですか。
「多数のスケッチや絵画、映像などを織り交ぜたエキシビションになる予定だよ。アンダーワールドのステージに立っている時や踊っている時に、自分の頭の中に浮かんでくるイメージをビジュアルとして落とし込んだ作品を展示する予定なんだ」
──
たまに「聴こえてきた音をビジュアルとしてアウトプットする」というアーティストの方がいますが、カールさんが作品を作る時にもそのような感覚になりますか。
「音だけを聴いて映像が浮かんでくるとか、色が見えるとか、そういうことではないかな。ステージから見えるお客さんの躍動、照明やスモーク、波打つサウンド、それらが自分の中で複合的に入り組んで、そのイメージをアウトプットする感じだね。20世紀初頭のイタリアの未来派の芸術家と同じような発想なのかもしれないな。あと歌詞を作る時なんかは、街を歩いて、街が自分に問いかける色んな言葉をもとに歌詞を作っているよ。街によって問いかけてくる言葉も違うんだ」
──
例えば東京の街からはどのようなインスピレーションを得ますか。
「言葉で説明するのは難しいけど、東京は街の情報がすごく濃密で、街が自分に対して色々な問いかけをしてくるんだ。濃密な情報に飲み込まれそうにもなるけれど、そこで自分の五感をフルに活用して、街の躍動、音、色などを捉えて、自分なりの表現をしてみたくなる。だからインタビューでこうして一日中部屋に閉じこもっているのは、本当は辛いんだよね(笑)。ノートとカメラを手にして早く東京の街に出て行きたいんだ!! ペインティング・エキシビションが出来るおかげで、パンドラの箱を開けてしまったように、自分の表現欲求が溢れ出してきたんだよ」

 

アンダーワールド『バーキング』

レーベル: Traffic / Blues Interactions
通常盤(CD)2,415円[税込]
デラックス・エディション(CD+DVD)3,360円[税込]
9月2日(木)日本先行発売

 

KARL HYDE "What 's going on in your Head when you 're Dancing"
カール・ハイドによる世界初のソロ・ペインティング・エキシビジョン

会場: ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
会期: 2010年8月25日(水)〜9月15日(水) ※会期中無休
時間: 11:00〜20:00
料金: 一般 700円/学生 500円 ※ラフォーレカード会員及び小学生以下無料

[問]ラフォーレ原宿
Tel:03-3475-0411
http://www.laforet.ne.jp