THINK PIECE > Exhibition“TRACK STAR Draft”
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「このプロジェクトが始まったきっかけは去年の夏に僕がもっていた80年代にBMX界で一世を風靡していたGTのフリースタイル用BMXである”Performer”が盗まれたことだった。盗まれたGTと全く同じようなピストバイクを作れないかと“Track Star”に相談したことから全ては始まったんだよ。ビアンキ社のピスタ・コンセプトのフレームに前後輪に白のアエロスポークのホイールを使いたいというと、”Track Star”のブラッドもそのアイディアを気に入って自分も一台欲しいということになってね。しかもその1ヶ月後になってそれまで前輪用しか作っていなかったアエロスポークが後輪用のホイールを生産し始めるって聞いてね。それでブラッドと話し合った結果12台作ることになったんだ。ビアンキのピスタ・コンセプトならブラッドが12本手に入れることができるといっていたし、6台はもう欲しいっていう知り合いがいたからね。残り6台ならすぐ買手がつくだろうって。それですぐに塗装を剥がして制作に取りかかったってわけ。俺たちが6台、トラックスターが残り半分のデザインを手掛けた。俺たちは皆子供の頃BMXに乗っていたし、本気で自分たちが乗っていたBMXにオマージュを捧げたかったんだ。子供の頃に乗っていた「PERFORMER」と同じ位乗ってて楽しいバイクをただ作ってみたかったんだ」。
 
エキシビションで展示されたのは制作されたバイクの内、塗装が間に合った8台。それぞれがデザインに関わっていたものたちが実際に子供の頃に乗っていたBMXの名車達のデザインを忠実に再現されている。全てのバイクにはフィル・ウッドのハブか80年代に流行したスカイウェイのタフホィールに似た外見を持つアエロスポークのホィールが使用されている。他のパーツとしてはスギノの75クランク、そして何台かのバイクには当時のBMXシートが装着されている。バイクはブラッドとカイルの手によってすべて剥離され、パウダーコート塗装を施された。唯一の共通デザインであるヘッドバッジをデザインしたのは「HUF」のハニエルによるものでそれぞれのバイクのテーマカラーに合せたものが取り付けられている。
 
 
展示されたバイクはエキシビションの後実際に1台2600ドルで販売された。今でも1台が入手可能となっている。
興味のあるものはTRACKSTAR [ Tel:+1 212 982 2552 ]、DAVE’S QUALITY MEAT [ Tel:+1 212 505 7551 ] まで。
 

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