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アンダーカバー青山本店の地下一階、ショップとギャラリーを同居させた空間『』がオープンして2ヶ月あまり。『CHANGES』によるファーストエキシビションも終演を迎え、現在はセカンドエキシビションがスタート。展示された『CHANGES』の作品、『』オリジナルのアパレル、統括的立場として取り仕切るアンダーカバー・デザイナー高橋盾氏のコメントも加え、『』というショップの全容を紐解いてみよう。

階段を下りると、コンクリートむき出しの雑多なイメージのショップスペースが広がる。見渡すと、ショップスペースだけでも見応え充分なほど、数多くの“仕掛け”に目がとまる。まずは、サーカス小屋のような陳列棚や試着室。加えて、高橋盾と北村信彦(ヒステリックグラマー)によるアートワークの数々。「自然にそうなりました」と淡々と語りながらも、その独創的な空間からは、彼らのこだわりがヒシヒシと感じてくる。

「アンダーカバーでは、できないデザイン」と語るアパレルでは、高橋盾自らはもちろん「その他のメンバーとの共作」もある。そのどれもが既製服では表現しえない、D.I.Y精神溢れる実験的なアイテムばかり。そんな特異な服作りへの姿勢からさえも、『』の描く世界が垣間見られる。また、エド・テンプルトンやアリ・マルコポラスといったオルタナティブアーティストによるジンがセレクトされている点も、見逃せない要素の1つだ。

ギャラリースペースではオープニングエキシビションでとして、スケートシングにPAMとTONAITEの各デザイナーというメンバーで構成された、アートバンドユニット『CHANGES』による初の個展が開催された。コンセプトは“バンド/音楽”。随所に80年代の音楽的要素を感じさせながら、ポップとグロテスクが同居したような作品群は、ドローイングのみならず、レコード、アートブック、映像、アパレルなど多岐に渡る。服という制約から解き放たれたなかで、描かれた4人による作品は、強烈なまでの個性とパワーを放っている。
1月中旬に発売されたアイテムの数々。実験的な服作りからも、『』の姿勢が伺える。
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