「まあ、確かにアルバムのなかにも飛び抜けて明るいとかっていう曲は、無いですよね(笑)。私自身も、どちらかというと暗いというか憂いを帯びたものが好きなんで。それと、いろんなタイプの楽曲があっても、アルバムを通して聴くとひとつのイメージに収斂していくようなことは意識しました。それで、そんな印象になるんじゃないでしょうか」
エッジの効いたファッショナブルなダンストラックを誰の心にも刺さるポップミュージックとして完成させてしまう“歌”の力。この歌の力が、若干20才のシンガーによる1stアルバムで存分に発揮されているという事実は、やはり驚きである。
『nobuchikaeri』 信近エリ/ソニー |
「まだ全然、次のことは考えていませんね。いまだにアルバムが本当に完成したのかな? って思っているくらいで(笑)。…自分のこれからを考えると、どういう方向にも行けると思うんです。幸せなことに。これから、どうなっていくのか、自分のことながらワクワクしてますね」 |
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