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Engineered Garments
直営店を中心に限定発売される、
レッドシャンブレーのワークシャツ。
10 1/21 UPDATE
アメリカという背景をフルに活かし、新しい時代に適した既製服作りに徹したコレクションが、国内外で高い評価を受けるエンジニアドガーメンツ。こちらの赤いシャンブレーシャツは、青山の直営店を中心に限定発売されるモデルである。
このワークシャツ自体は、設立当初からその都度仕様を変え、ほぼ継続して作り続けられている、ブランドの顔ともいえるべきスタイルのひとつであり、左右比対称のパッチポケット、前立て裏のヘリンボーンテープ、肘裏の補強のための当て布などなど、実用と装飾を兼ねた事細かなディテールが随所に見られている。
なんといっても今回の製作のキーポイントは、デッドストックのシャブレー生地であり、合わせやすいカラートーンと素朴な風合いが、シャツを構成するすべての要素を包み込んでいる。
やはりエンジニアド ガーメンツの魅力は、巷でいうインポートやドメスティックといったカテゴライズに縛られない独自性に尽きる。それは、確かなモノ作りと、高いユーザビリティ、そして折衷主義を体現する、なんともいえない雰囲気作りにある。メンズファッションの共通言語ともいえる、アメリカの服飾文化をツイストさせ、ファッションブランドではそうそう打ち出せない、実用服特有のオーセンティックなムードをキープし、ありそうでない独特のファッションを完成させている。
Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato
