mastermind JAPAN
立体形成技術とグラフィックでまとめられた、
ボディワイルドとのアンダーウエアが発売。
09 12/16 UPDATE
グンゼのボディワイルドが、新たな展望を試み、マスターマインド・ジャパンとのコラボレ―ションモデルを全4型発表。
販路は、日本国内では、伊勢丹新宿店とボディワイルドの専門店に限定。その他に、中国、香港、マカオ、シンガポールの限定されたショップでの展開が決定している。
マスターマインドといえば、その特異ともいえるクオリティへの追求がすぐに思い浮かぶが、その彼らをしてもなお、グンゼの持つアンダーウエアのノウハウや専門知識は目を見張るものがあったそうだ。やはり敬意がなく行われるコラボレ―ションは安さが目立つだけでなく、当然ながら製品としてのバランス、レベルにも支障をきたす場合も多い。ここでビジネスだけを考えているのであれば話は別だが、これはコラボレ―ション全般における大きな落とし穴だといえる。
そこで改めてこの企画のポイントを説明する。特徴的なグラフィックは、マスターマインドの2010S/Sコレクションでも取り上げられているカモフラージュやお馴染みのスカルのパターン、ロゴタイプなどを、それぞれのモデルに適した技法でテキスタイルへ取り入れ、それをボディワイルドが持つ独自の立体形成技術で快適な履き心地で形にしている。この2つの長所こそがこの製品を知る上でのキーポイントであり、エレメントなのである。
これを見る限り、あくまで目的次第であるが、ファッションのコラボレ―ションにはまだまだ可能性があり、アプローチを模索する価値は十分あるはずであろう。
Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato