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来月8月下旬、ついに日本での店舗がオープンするNYのセレクトショップ、オープニングセレモニー。この話題のショップが2009F/Wからスタートする、世界のファッションマーケットに向けて発信する新コレクションが、ペンドルトン ミーツ オープニング セレモニーである。

アメリカの既成服産業の歴史を綴ってきたペンドルトンの自社生産による生地と、オープニングセレモニーのモダンな観点が、これまでの両社の製品にはない、オーセンティックかつカッテンィングエッジなアイテムを提案している。その最大の魅力はやはりシルエットに尽きる。

ここ数年、メンズファッションの市場では、トレンドの細分化に伴い、既成服のレンジの拡大が行われてきた。それは製品のスタイルやテイスト云々といった話に沿ったことではなく、主には消費者のニーズを見通したフィッティングの提案によるものであった。これはもはやファッションブランドが商品を販売していく上での命題といっても過言でなく、特に厳密なパターンの衣服であるほどこの点は無視できない。

これらの課題をクリアしているペンドルトン ミーツ オープニング セレモニーのコレクションは、ヴィンテージや定番商品とひと味違う着こなしの幅を持ち、MIXコーディネイトやファッション本来の楽しさを再認識させてくれる魅力を備えている。

Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato