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バーカーブラックは、100年以上の歴史を誇るイギリスのノーザンプトンのシューブランドBARKER社の新ブランドとして、巷で話題を集めている。カークとデリックのミラー兄弟の手によって、アメリカのエッセンスを加わることで、独自のブレンドが生まれ、見事に時代とフィットしている。

すでに傑作として知られている、クロスボーンのローファーやスカルのメダリオンの入ったプレーントゥは、この手のシューズではありえなかったスタイルをすでに手にしている。

その新機軸の提案として、ビブラムソールを取り付けたドレスシューズなどが展開している。シャープレスな木型であるので、スーツでもデニムでも合わせられることも強みである。

やはり文化の融合はファッションアイテムの強度を高める最善策のひとつであり、このような行為によって、かつては存在しなかった優れたスタイルが誕生することも決して稀ではないはずだ。

Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato