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キング オブ カシミアと称され、インターシャの技法を中心に多彩な技術で、数々のキャラクターをニットに載せることで、ファッションシーンでの新しい高級ニットウエアの地位を確立しているルシアン ペラフィネ。

2008A/Wでは、通常のコレクションの他に、3つのコラボレーションを発表。なかでも一際クールな印象を作り出しているのが、あのハーレーダビッドソンとのラインである。コラボレートのきっかけは、ペラフィネのNY店にハーレーの社長が来店したことであったという。

カシミアセーターやコットンTシャツに、1910年から世界中で愛されているハーレー社の象徴であるバー&シールドのブランドロゴ、両社のシンボルをかけ合わせたウィングスカルなどのシンボルマークを、それぞれの素材に適した手法で大胆に使っている。

総体的に述べると、ファッションアイテムの特性は、様々な分野に感化され、その時代のエッセンスを貪欲に飲み込み、アウトプットすることにある。それを体現し続けるルシアン ペラフィネのアイテムは、まさにグロバールスタンダードという言葉にふさわしい強さを有している。

Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato