MICHAEL BASTIAN
ソフトなムードと実用性を兼ね備えた、ファッションエリートが作るリアルクローズ。
08 5/08 UPDATE
マイケル・バスティアンは、サザビーズやティファニー、ラルフ・ローレンを経てて、バーグドルフ・グッドマンのファッションディレクターを務めるなど、華麗な経歴を誇るファッションのエリートである。2006年に自身のブランドを立ち上げ、今季で早くも4シーズン目を数える。
そのコレクションは、彼のこれまでの経験が大きく反映されている。それらは、生まれ育った環境にごく自然にあったアメリカのトラディショナルなウエアの記憶であり、またバイヤーとして世界中のマーケットに見つけられなかった、自身が理想とするラグジュアリーかつリアルなコレクションの姿なのである。
こちらの3点は、かなりカジュアル色が強いが、上記したエッセンスが通底しているため、ソフトなムードも持ち合わせている。
来季2008A/Wは、ヨーロッパのモードからは新たにブリティッシュトラッドの波が押し寄せ、これまで以上にメンズのファッションブランドの真価が問われる厳しいサバイバルが予想される。そのような状況下で今話題のNYのカッティングエッジなブランドはどのような躍進を見せるのであろうか。今後も熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いないはずだ。
Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato
カットソー 46,200円 [税込]
ショートパンツ 55,650円 [税込]
シャツ 33,600円 [税込]
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