KANGOL
フラグメントとのコラボーレートを実現させたクリエイティブ・ディレクター
08 4/23 UPDATE
1938年にイギリスのカンブリアにて、帽子の専門ブランドとしてスタートしたKANGOL。そのクリエイティブ・ディレクターを務めるデイビッド・ウィルソン氏が緊急来日! 彼の創造力の根底を探るとともに、注目のfragment designとのコラボレートについても聞いてみた。
──デイビッドさんが考える現在のKANGOLには、どのような世界観があるのでしょうか?
デイビッド(以下D)「まずブランドが築きあげたトラディショナルという部分を尊重すること。そして自分の父親でも被れるような不変的なデザインであるとともに、ファッションの要素を加味した現代的なアプローチも必要だと思っています。時代性によって新しいテイストや斬新なルックを構築していくことが、KANGOLらしさではないでしょうか」
──fragment designとのコラボレートモデルの新作についてお聞かせください。
D「新作は前回同様に定番の“504”というハンチングを使っています。最大の特徴は内側に通常よりも伸縮性に優れたスウェットバンドを採用している点と、ボディとツバが2トーンカラー仕様ということ。これは(藤原)ヒロシからの提案です。もちろん、fragment designのロゴマークも刺しゅうされていますよ」
──最後に、ご自身は東京というシーンについてどう考えていますか?
D「東京はアメリカやヨーロッパに比べると極めてコアなシーンですね。だから見逃せないというか、欠かせない。このfragment designモデルのように“絶対的な価値”が生まれる数少ない場所だから。もちろんヒロシとのコラボレートは今後も継続的に展開して、KANGOLのニューベーシックを構築できればと思っています」
Text:Atsuo Watanabe
Photo:Kotaro Kikuta
[問] KANGOL HEADWEAR OFFICE
Tel : 03-3499-3047