6+ Antwerp Fashion
文化的側面からファッションを展望する、
刺激的かつ魅力的な展覧会が開催。
09 4/06 UPDATE
東京オペラシティアートギャラリーにて、4月11日(土)から、「6+ アントワープ・ファッション」展が開催される。
この展覧会は、1980年代にファッションの歴史に彗星のごとく現れた、ディルク・ビッケンベルヒス、アン・ドゥムールメースター、ワルター・ヴァン・ベイレンドンク、ドリース・ヴァン・ノーテン、ディルク・ヴァン・サーヌ、マリナ・イェーら6名のファッションデザイナー『アントワープ・シックス』と、彼らとともにシーンに躍り出たマルタン・マルジェラ、そして次世代のデザイナーたち、またはその創作に携わった写真家やグラフィックデザイナーなどのクリエイターを一同に紹介する、刺激的かつ魅力的な企画である。
かつてアントワープのファッションは、それまでのファッション教育と異なる創造性によって、身体感覚に即したユニークなバランス感覚を見出し、新たな時代の到来を世界に示した。そこから生まれた、コンセプチュアルかつリアルな衣服が、今もなお世界中の注目を浴びていることは、周知の事実である。
世界的な不況によって消費が停滞している今だからこそ、目紛しく変化するトレンドや経済的な側面だけでなく、このように文化的な見地からファッションを見直し俯瞰する行為は、次の時代を綴る可能性を多分に秘めている。
Text:Tsuneyuki Tokano
「6+ アントワープ・ファッション」
日程:2009年4月11日[土]ー6月28日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3Fギャラリー 1・2)
東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00 - 19:00(4月17日を除く金・土は20:00まで/最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)
入場料:一般1000円(800)円/大・高生800(600)円/中・小生600(400)円
※ 同時開催「収蔵品展029 女たち」(4F)、「project N37 阿部岳史」 (4Fコリドール)の入場料を含みます。
※ ()内は15名以上の団体料金。その他、閉館の1時間前より半額、65歳以上半額。土・日・祝日の中小生無料。障害者手帳を持ちの方および付添1名は無料。割引の併用はできません。
[問]東京オペラシティアートギャラリー
tel:03-5353-0756
http://www.operacity.jp/ag/