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ネヴィル・ブロディ初の作品集『The Graphic Language of Neville Brody』が世界中でベストセラーとなり、その巡回展として、初めて日本でブロディの個展が開かれたのが1990年。それ以来、多くの人たちの頭の中には、その鮮烈なグラフィック及びタイポグラフィーの印象とともに、その名前が刻まれているのではないだろうか。それくらい、"グラフィックの言語"というコンセプトは衝撃的だった。

その後、さらに実験性の高いグラフィック言語、タイポグラフィーを駆使したデザイン書『FUSE』（1990年創刊）でその評価を確固たるものにしたブロディ。ROCKETで開催される今回の個展では、過去作品から最新の作品まで、彼のデザインに対するユニークな視点と、タイポグラフィーの奥深さを存分に楽しめる作品を展示する。ぜひ会場に足を運んで、彼の"言葉"を体感してみてはいかがだろうか。

Neville Brody（ネヴィル・ブロディ）／アートディレクター・グラフィックデザイナー
これまでにアートディレクションを手がけた作品は、フェティッシュレコードのジャケット、英カルチャー誌『The Face』『ARENA』など多数。『Research Studio』と名付けた自身のスタジオを世界各地に構え、幅広い分野で活躍中。www.researchstudios.com

Text:Takeshi Kudo(Rocket Company*/RCKT)