07 11/13 UP
音楽だけではなく、ファッションやアートの世界でも優れた感性を魅せるアーティスト、Underworldがキュレーションを手がけるイベントが開催される。その名も『OBLIVION BALL』。先日発売された5年ぶりのアルバム『OBLIVION WITH BELLS』ともシンクロしたビッグパーティだ。彼らがこのパーティに選んだアーティストは、今のエレクトロシーンを語るうえでハズせない人たちばかり。
今年のフジロック・レッドマーキーでも苗場全体を踊らせたSimian Mobile Disco。アンビエント・エレクトロニック界の超重鎮、アレックス・パターソン率いるThe Orbがフルライヴセットで登場。プライマルスクリームのプロデュースを始め、現在のロックとダンスの融合の基礎を作ったといっても過言ではないAndrew Weatherallは、なんとNu Skool、Dub、Indie & Dance、Old Skoolというテーマ別のスペシャルなDJセットを各ライヴの間に披露。Underworldも絶賛するノルウェーのノイジーなエレクトログループ120 Days。もちろん大トリに控えるのは、なんといってもUnderworld!
マニアも初心者も垂涎のラインナップとなっているが、Underworldが手がけるのに、こんなもので終わるわけがない。「Makuhari Art Jam」と題してUnderworldやTomato、彼らの友人たちがディレクションするアート・スペースも誕生。ライブペインティングなど様々なインスタレーションを展開するという。さらには、フィルムスペースまである。TomatoやUnderworldのショートムービー、日本劇場未公開作品など、彼らにゆかりの深い映像作品を上映する。
これはすでに“フェス”。他にもまだまだサプライズを計画中とあって、行ってみなければわからない、あの独特の高揚感は、やはり“フェス”。秋開催の総合アートパーティのおかげで、今年のダンスはまだまだ終わそうにもない。
Text:Tomohiro Okusa