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創業から100年という節目を迎え、世界レベルで高い評価を得ている最先端のテクノロジーを、多角的に表現し始めた〈MIZUNO〉。なかでも注目は、かねてから親交の深い岡沢高宏(CYCLE)をデザイナーとして招聘し、今シーズンからスタートした〈MIZUNOFALCOM〉である。
滑らかな肌触りと吸汗速乾機能に優れた新素材“HYBRID WEAVE”を使い、胸ポケットには音楽プレイヤーを収納できるポロシャツ、蓄光プリントやリフレクター、薄手裏毛スウェットにラメを配合したラグランのカットソーなどなど。アスリートをも納得させる機能を搭載しながら、その機能をデザイン的にも美しく落とし込んだプロダクトは見応え充分。また、シリーズのシンボルとなるとなる大小の楕円2つによる「トゥーループ」も、ヴィジュアルとしてだけではなく、きちんと機能を加味している点も見逃せない。
100年という長い歴史で培った職人の技術力や最先端のテクノロジーに対して、岡沢高宏のクリエイティブマインドを吹き込むことで形成された“ネオ・ベーシック・ギア”は、スポーツにおいても、ファッションにおいても、新たなる挑戦と言えるだろう。
Text:honeyee.com
Photo:Kazuo Shimamoto