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この数年間に渡り、世界のファッションシーンを席巻してきたLA発のファッションブランド。アメリカ西海岸特有の雰囲気と、それまでになかったこだわりの物作りが、目の肥えたバイヤーやセレブレティを瞬く間に虜にしていった。
これらのブームを牽引した立役者の筆頭が、このザ グレート チャイナ ウォールである。様々な手法を駆使することでハイエンドなリメイクアイテムを手掛け、一躍時代の寵児となっていった。
この春、彼らの新しい提案として、ハンドメイドのレザー小物を発表された。一目見れば分かるモチーフを、ウォレット類にパッチワークによって表現するという、ありそうでなかったアイディアを披露している。いわゆるスパーメゾンらと全く異なるベクトルを行き、技術性よりも直感力を信じ、ユーモアとクラフト感に溢れた独創的なアプローチを見せている。
photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano