07 2/20 UP
2月17日、visvimのショップ“F.I.L.”の仙台店がオープンした。
まるで、キャンバスを縁取る額のように、大きく取られたウインドウから覗く店内は、東京店と同様、ホワイトを基調としたミニマルな空間に、鉢植えの花やアンティークの什器らが漂わすナチュラルな表情が広がる。
この光景に、visvimらしいオネストな世界観が凝縮されていると言っていいだろう。
オープニング前夜にはレセプションパーティが催され、森俊二率いる、ナチュラルカラミティのライブが行なわれた。巧みなギターアンサブルから流れ出るメロディと淡く、けれど、しなやかなグルーヴはvisvimのイメージに絶妙にフィットする。そして、ゲストに藤原ヒロシ。
藤原はヴォーカル&ギターで参加し、80'sクラシックと呼ぶべきポップチューン、メロウなサイケデリックフィールで知られる名曲、自ら曲を提供した日本語詩の楽曲などを披露。ナチュラルカラミティと息の合ったプレイを聴かせた。
そして最後にサプライズ。この日、2月16日はvisvimデザイナーである中村ヒロキのバースデイ。特大のケーキとともに祝福された中村の笑顔がこのライブを締めくくった。
Text:Tetsuya Suzuki
Photo:Kentaro Matsumoto