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2007S/Sのメイントレンドのひとつ、スポーティースタイル。解釈の仕方はデザイナーごとに千差万別であるが、アメリカン スポーツウエアをベース展開する新鋭、マイケル・バスティアンは注目株だ。
世界的に有名なセレクトショップ、バーグドルフ グッドマンの元クリエイティブディレクターだけあって、どのアイテムにも通じて、目のつけどころのよさにセンスが感じられる。数年前から提案され続けているプレッピーにカテゴライズされるウエアを、従来のアメリカン トラディショナルとは違う、シャープなラインときめ細かいディテールによって、ごく定番的なものを、エッジの効いたレベルに引き上げている。
そのため、ラフにカットオフされたショートパンツにまでエレガンスが感じられ、クオリティに関しても期待を裏切らない。漠然としたアイディアではなく、豊富な経験や知識による服作りのなせるワザである。贅沢な仕様とソフトなムードが持ち味のモダンなトラッドアイテムだ。
Photo:Masaki Sato
Text:Tsuneyuki Tokano