07 1/9 UP
ヴァシュティ・バニヤン、というシンガーソングライターをご存知だろうか? 70年代にローリングストーンの生みの親であるアンドリュー・ルーグ・オールダムに見出され、アルバム『Just Another Diamond Day』を発表。華々しいデビューを飾り、神秘的で妖精のような歌声は各方面で絶賛されながらも、彼女は突如、姿を消した。
それから30年余り、唯一残されたアルバム『Just Another Diamond Day』のオリジナル盤は、カルト的な人気を呼び、価格も高騰。昨年には同アルバムが再発されるなど、彼女を求める声が増え始めた先頃発表されたのが新作『Lookaftering』だ。デヴェンドラやジョアンナ・ニューマス、アダム・ピアースといった彼女をリスペクトする若きアーティストをバックに、当時と変わらぬ美しい歌声と優しいギターが織りなす曲の数々は、ため息が出るほど美しい仕上がりになっている。
そんなヴァシュティ・バニヤンが、新作『Lookaftering』を携え来日することが決定。ネオサイケ、エレクトロニカ、フリーフォーク、、、あらゆる先鋭的な音楽家たちに影響を与えながらも30年間沈黙を守り続けた、彼女の奇跡の歌声を堪能して頂きたい。
Text:honeyee.com