06 11/6 UP

「解体・再構築」を繰り返し、奇妙な装飾や独特な加工を施すことで、洋服の新たなる世界観を見出し続けるブランド〈Rebirth〉。デザイナーである堀木厚志による強烈過ぎるアイディアは、シーズンを追うごとにその過激度を増し、最新コレクションではビザール的な要素を取り入れるなど、東京ストリートにおいては極めて異色な存在感を放っている。

そんな〈Rebirth〉のなかでも高い注目を集めているのが、やはりブランド名及びコンセプトでもある「解体・再構築」を施したアイテムだ。

ベトナム戦争時に米軍が使っていた中古のシュラフカバーを表地に使用したモッズパーカーは、樹脂によって逆立てされたフェイクファーや表地で包まれた缶バッチといったデザイン的な加工・装飾のみならず、インナーのキルトライナー(取り外し可)までも中古のM-65を解体、リメイクしたものを使用するなど、その作り込み具合は半端じゃない。
また、数枚の古着のネルシャツを使ったオリジナルパッチワークシャツでは、紋様の段階から「解体・再構築」という手法を用い、従来のパッチワークシャツとは異なる表情を見事に捻出して見せている。

どちらも〈Rebirth〉のコンセプチュアルな部分を表現したアイテムにもかかわらず、卓越したバランス感覚とテクニックによって、きちんと“着る服”として仕上げている。それが、海外での評価も徐々に高まってきた所以なのだろう。



1R-61
78,750円[税込]

2BUFFOON SHIRTS
39,900円[税込]

[問]LUMP
Tel:03-5785-2644

www.honeyee.com

top