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エーロン・ボンダロフ。10代の頃から〈Supreme〉に勤め、看板スタッフとして数多くのメディアに登場し、日本でもお馴染みの存在だ。現在は独立し、自らのレーベル〈aNYthing〉を運営している。そんな彼が自らの表現、メッセージを伝えるために行動を起こしたキッカケは、2001年9月11日、そう、あの同時多発テロなのだ。
「9.11が起きたとき、あのとき自分たちで何かを表現しなければって思ったんだ。それから5年。最近になって、やっとレーベルとしてきちんと機能し始めたって感じかな。当初は、いろいろ思い描いていたことはあるけど、すべてのことは思い通りには行くはずはない。ただ、ポジティブに進んでいき、続けてきた結果が、今であり、そして今後に繋がっていくんだと思っているよ」

表現手法はアパレルだけにとどまらず、音楽レーベルの運営やHP及びブログ、TV番組の制作、最近ではクラブのプロデュースまでもこなすほど、多岐に渡る。また、2005年には〈aNYthing〉初のフラッグシップショップをロウワーイーストサイドにオープンさせ、NYタイムズ誌において1つのコミュニティとして取材を受けるほど、注目を集めている。
「NYという場所は人種のるつぼ。あらゆる国籍の人々がいて、あらゆる文化、宗教、哲学があることでなりたっている。1つにこだわるのではなく、それら全部を巻き込んで、いろんな分野にタッチしながら表現する、それが俺のやり方なんだ。俺にとってのバックボーンはNYだからね」

そんな彼の本業(?)とも言えるブランド〈aNYthing〉の最新作では、シンプルでありながらも、彼が伝えようとするメッセージがギュッと詰め込まれ、とてもエネルギッシュな仕上がりとなっている。
「シーズンごとのコンセプトというよりも、1枚1枚にとても意味があるものなんだ。アートワークの裏に隠されたその“意味”を感じ取ってほしいね。今後の展開?それは僕も分からないよ(笑)。いろんな人を巻き込み、独自のコミュニティであったり、カルチャーを創造していきたい、そう思っているよ」



Tシャツ各5,250円[税込]

[問]Supreme DAIKANYAMA
Tel:03-5456-0085

www.honeyee.com

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