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創業は1949年、日本が誇る老舗スポーツメーカーであるアシックス。日本人ならではの徹底した機能性への探求心が生み出す抜群の履き心地は、世界のトップアスリートからも支持されている。なかでも1981年に発売されたバスケットシューズ「PRO COURT」は、現在も多くのプレイヤーに愛用されているほど、スポーツシューズとしての完成されたモデルの1つと言える。
そんな「PRO COURT」をベースに、プロBMXライダーとともに共同開発し、生み出されたのが「PRO COURT HI」。さらに、この「PRO COURT HI」を日本から世界へのプロダクトを製作する「Pagoda Project」企画によって製作されたのがこちらのモデル。
デザインはnonnativeのディレクターを務める藤井隆行氏が担当。ベースとなるボディにはツヤのあるパテントを使用し、アクセントとしてビビットなカラーリングが随所に施されている。また、アウトソール、シューレース、サイドのストライプデザインをクリームホワイトにしたことで、従来のスポーティな雰囲気にファッション性をプラス。さらにアッパーと同色のシューレースが付き、インソールには「Pagoda(=五重の塔)」のプリントも。
「Pagoda Project」の“日本から世界へ”という明確なコンセプトのもとに集った、アシックスに藤井隆行氏。彼らの日本人としてのこだわりが凝縮した今回のプロダクトは、まさに世界に誇れるスニーカーと言えるだろう。
Text:honeyee.com
Photo:Kazuo Shimamoto
Photo:Kazuo Shimamoto