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音楽とファッションの融合を謳い、ミュージックカルチャーからインスピレーションを得ようとするデザイナーやブランドは多数ある。けれど、アイコンとしての“ロックヒーロー”のサンプリングであったり、かつてのムーブメントをイメージとして表現するといった、あくまでヴィジブルな“デザインソース”として良くも悪くも表層的なモチーフとしているものがほとんどである。

が、しかし。ここで紹介するブランド“Useless”と音楽との関係はあまたのデザイナーたちとは確実に一線を画す。その違いを言葉で表現するのは、なんとも難しいのだが、あえて言うなら 服をデザインする以前に、“感覚”として音楽が先にある。それが“useless”なのである。
さらにこの“Useless”の場合、その感覚化された“音楽”とは、エッジィなクラブミュージックを指す。つまり、移り変わりの激しい音楽シーンの先端に立つものが持つ鋭敏なアンテナがキャッチした“時代の空気”を“服というメディア”を通して表現しているのである。よって“Useless”は、単に音楽へオマージュを捧げているのではない。

もちろん、クラブに着ていくためだけの服でもない。服から発信されるヴァイブレーションに共鳴する者が、日常を快適に過ごすための道具。それが、このブランドがリリースするアイテムなのである。当然、そこにはモード/ストリートといった二項対立も意味をもたない。
*“Useless”のTシャツはhnyee.Storeにて販売中です。

Tシャツ
各9,450円[税込]
[問]wjk
Tel:03-3407-8787

www.honeyee.com

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