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理屈ではないセンスのよさが伝わるジェネリック ユースのウエアは、稀に見るユニークな背景によって作り出されている。2004年11月15日、南カリフォルニア・コスタメサにてブランド設立の会見が行われた。
この事業は、ポールフランク社と前モダンアミューズメント社の社長ジェフリーヨコヤマによる共同ベンチャーであり、デザイン・生産・マーチャンダイジングをジェフリー氏が担当、事務的な業務は全面的にポールフランク側がバックアップするのだという。ここまではよくありがちな話なわけだが、ここで登場するキーパーソンが、当時若干15歳であったジェフリーの長女ココ。
実は彼女、ブランドコンセプトのすべてを描いた重要人物なのである。これによって、豊富な経験と若い感性がリンクし、なんとも新鮮なリメイクアイテムが世に送り出される結果となった。彼らの製品には、クオリティだけでは決して語れない、ファッション本来の楽しさを認識させる力が秘められている。
Text:Tsuneyuki Tokano
Photo:Masaki Sato
Photo:Masaki Sato