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パリのセレクトショップ、レクレルールの初の海外出店となる東京・青山店が2月にオープンした。
レクレルールは、1980年にパリのシャンゼリゼ通りにオープン。これが第1号店となる(青山店は5店舗目)。当時は、オーナーのアルモン・アディダがアメリカでアクセサリーを買い付け、妻のマルティーン・アディダがショップのデコレーションを手掛けるという比較的小さなショップであったが、その後、1990年にパリのマレ地区に新店舗を出店しデザイナーズ・ブランドのセレクトを開始する頃から、ブランドのネームバリューに左右されない独自の世界観によるセレクションが話題を呼び、現在ではパリのファッションシーンに大きな影響力を持つ存在とまでなった。
今回オープンした青山店は本国と同様にアルモン氏が全面的にプロデュースをしており、商品構成だけでなく、店内のオブジェや什器、森をイメージした中庭など、空間の演出も素晴らしい。
日本のマーケットに迎合しない、“本場パリ”の空気をたっぷりと感じさせるプレゼンテーションが新鮮な印象を与えてくれる。