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2シーズン目となる2006S/Sのパリ メンズ プレタポルテも好評を博したクリス ヴァン アッシュ。ナショナリズムを意識したアイテムを取り入れ、ゆったりとしたボトムスを用いた提案が新鮮であった。彼に限らず、トップデザイナーが自らの感性のすべてを詰め込めたランウェイは、見るものを圧倒させ、夢をもみさせる力を持ちえている。だが同時に、それはあくまでもショーでの世界であることも忘れてはならない。我々がトップモードを消費する上で重要なことは、どう自分なりに解釈し消化できるかにある。これを前提に今季の商品に話を移すと、前回との大きな変化は、全体的にトップスのサイジングが小さくなり、日本人でも着やすくなったということ。先シーズンから引き続き、装飾性の高いディテール＆質の高いファブリックも健在。早くも彼だけのエレガンスが完成しつつあるという印象が見受けられた。