05 12/15 UP
「ハイプだ」とか「ただのファッションだ」とか、あるいは「もう終わった」などとネガティブな評価をされながらも、いつのまにかシーンに定着してしまった“エレクトロクラッシュ”。このエレクトロクラッシュの代表的アーティスト(と目される)、DJ CLEMENTがパリから来日。渋谷La Fabriqueにてプレイを披露。ニューウェーブリバイバルを先導したパーティ、“KILL THE DJ”のオーガナイザーにして、aswefallとしても先頃オリジナルアルバムをリリースした彼のプレイは予想どおり80'Sテイストの強い耽美派ダンスミュージック。やはり、彼は“ミスター・エレクトクラッシュ”なのか?。
「エレクトロクラッシュって呼ばれているDJは大嫌いだね。ヤツらはフェイクだろ。僕が、今のスタイルになったのはハウスミュージックに飽きたからさ。僕が好きなのはアンダーグラウンドでドープな音楽。THIS MORTAL COILもSUPERPITCHERもその意味では同じなんだ。だからMIXするのさ」
確かに、彼のプレイは80'Sニューウェーブも最新のエレクトロニックミュージックも同じテンションで滑らかに繋がれていた。ハイプではない必然性が、彼のプレイにはある。
Text:honeyee.com